2007年10月14日

ワールドカップ2007 加須

今日は泊まりで小川山の予定だったが、天気も悪そうだし体調も今ひとつなので帰ってきてしまった。折角なのでワールドカップでも見に行こう、と軽い気持ちで土曜の夜になってキムキムを誘ってみた。
しかし、チケットの前売りは完売、当日券も100枚程度なので手に入るかどうか、との情報。当日券は九時発売とのこと、明日は早く現地に向かおう。

キムキムと六時に待ち合わせて町田から高速をひた走る。
八時に加須に到着。するともう行列が出来ている。
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↑マムちゃん?お出迎え。
何とかチケットは買えた。しかし間に合わなかった人々が何とか入場できないかと奔走している・・・なんだか人気ロックバンドの公演みたいな様相だな。

準決勝、男子27名、女子26名。
さすがに日本人の参加が多い。ただ、平山ユージが怪我で出場していないのが何とも点睛を欠いて残念!だが解説者として参加して会場を盛り上げていらした。

そして戦いがはじまった。
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↑左:安間選手(坊主になっていた)右:小林選手
男子女子とも並行に競技進行していくので、見所を逃さないように目移りして忙しかった。中盤まで日本人選手が多く登場することもあり、会場からは盛んに声援やコールが飛ぶ。しかし後半、上位選手が登場してくると会場は緊張とともに静まってきた。声援よりも感嘆のどよめきが随所で湧き起こる。
男子は韓国のソン選手が最初の完登を見せ、その力強い登りに大いに会場が盛り上がる。つづく安間選手は惜しくもあと数手で完登を逃す。その後、海外選手たちが次々と危なげもなく完登していくと、それぞれに個性のある登りに観衆は釘付けになっていくようだった。
女子は中々完登者が出ない。小林由佳選手があと数手に迫るが惜しくもフォール。大トリの女王、アイター選手が唯一人最後のホールドを掴んだ瞬間、会場は大きく沸いた。満面の笑みで手を振りながらロワーしてくるアイター選手。ああああ、かわいいなあ・・・
男女各8名のファイナリストには安間、小林の両選手が残った。

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決勝。左:女子、右:男子決勝ルート
先に女子から。ルートは前半の体育館既設のモジュラー部分をアプローチしたあと、WC用に増設された強い傾斜の壁を右に左に悪そうなホールドが延々と続く。見ているだけでこちらの体力が奪われそう。
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中盤にカンテで大きくレストした直後に、大きなハリボテを乗り越していくのが最大の核心部で、小林選手もここでフォール。ここを越えられたのは2人だけ。うち、惜しくも最終ホールド手前で完登は逃したものの、スロベニアのマヤ・ヴィドマー選手が優勝。
男子。私がみても明らかに分かる核心部分、中盤にホールドの無いつるつるの三角形のハリボテが選手の行く手を阻む。
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(↑核心部のラマ選手)
オーダートップは安間選手。やはりこの核心部で試行錯誤する暇もなく落ちてしまった。世界のトップクライマーたちがここで次々と弾かれてゆく。そして5人目のトマス・ムラチェク選手。ハリボテを両手でマッチ。その1ムーブごとに会場がうねるように沸く。そして右の縦ホールドに左手がかかり、核心部を抜けた。津波のような歓声!その時ムラチェクが振り向き、会場に向けガッツポーズ!!
ぐわああああああああああ!!かっちょええええ〜〜〜!!!
この日、日本中でもっとも熱かった瞬間であろう。
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彼は完登こそできなかったものの、続くデビッド・ラマ、パチ・ウソビアガ、ラモン・ジュリアンと、この核心を抜けられずにムラチェクが文句なしの優勝。

帰りの車中でもキムキムと共に興奮冷めやらなかった。
大昔に見たきり、コンペ観戦に興味は無かったのだが見ごたえ充分で大満足。世界のトップクライマーの集うWCなので当たり前ではあるが。しかし、このように盛り上げるためのルートセッターたちの苦労は並大抵ではないだろう。男子決勝のルートも、もし誰もあの核心を抜けられなかったら釈然としないであろう。世界のトップ相手に8人中1、2人がクリアできる課題作りというのは大変だろうなあ。

結果など詳細↓
ワールドカップ公式HP http://www.climbing-wc2007.com/

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↑屋外イベントの移動式人工壁。
イベントにいいなあと思う。聞くと、基本料金1日25万+経費との事。問い合わせ:ブリックワーク tripledyno@ybb.ne.jp
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2007年09月27日

ロッキーロード EXへの入り口

同行:K師

そろそろ小川山のシーズンも終わる。
あまり宿題は残したくないので「ロッキーロード 12a」を片付けたいと、珍しく気合に満ちる。そのためにミウラーも新調し、ロープも新しいのを買った。この高度感に満ちたルートでは、ちょっとした事も心理的プレッシャーになってしまう。少々ささくれただけで問題ないはずのロープでも何だか嫌だった。

で、先ずは弱気にTRで練習。効率よくいかないとシーズン終わっちゃうもの。中盤のダイクトラバースも慣れて、NHできるくらいに両足で立てるようになった。K師もそうそうに「ロッキー」の復習を終えた。

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↑「ロッキーロード 12a」クライマーは見知らぬお方。

そして本気トライ。最初の核心をK師のように左ピンチ→右クロスではなく、左ピンチ→左足ダイクに立ちこみ→左ガストンにしてみたら一発で成功、こっちのほうが私には合っているようだ。クラックは良く効き、自身を持ってぐいぐいと。次の核心部、ダイクへの乗り込みの際に右手高い位置のカチの持ち方をほんの少し変えてみただけで体の前の空間が拡がり、あんなにやりにくかった足のクロスもすんなりできた。細いダイクのトラバースも新品のミウラーが威力を発揮。カンテに到達して大ガバで長いレスト。さいごのスローパー越えも今日はフリクションが良好でスメアリングに不安が無かった。RP!

振り返っていくつかポイント
・レストは4箇所。最初の核心後、クラック中間部、ダイクトラバース中、カンテの大ガバ。クラック中間部以外はしっかり立ちながらレストできる。
・ナチュプロはキャメロットの.75がクラック中間のレストポイント手前で一番効いた。(人によりまちまちだが)
・プリセットするヌンチャクは長目に。マスターでは届かない位置からクリップすることになり少々納得いかなかったが怖いんだよなあ・・

さて、ここが済んだら当然、「シルクロード 12b/c」だ。そしてその先にはEXpowerが待っているのだ。長い道のりの入り口にようやく立った・・・が、「シルク」へのトライは散々に終わる。1P目から進めず(午後のなって結構ヌメってはいたけど)敗北。最初からなかなか厳しい。ここを登った後、「ロッキー」に繋げるのか・・・気が遠くなる。「ロッキー」をアップで鼻歌交じりに出来るようにしないと駄目だと聞いたが、納得。

千里の道も一歩から。
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2007年09月15日

ノーモアレイン、雨上がる。

同行:K師

先週「イエロークラッシュ 12a」をRPした勢いを駆って「ノーモアレイン 12a」に挑む。
ヌン掛けしてムーブ確認。さすがに余裕がでてきて、あわよくばマスターでRPいけるかと期待したが、いつものところでフォール。
朝から雲行き怪しいので、いそいで2便目。
前傾壁のクリップの体勢をすべて見直し、スラブ手前のレストポイントでは全く疲れを感じなかった。岩のヌメリも大分無くなってきており、多少かかりが悪くとも思い切ってムーブが起こせた。
いつも落ちていた左カチ→右ピンチの核心も、足の位置を確認して修正する余裕があり、その後立ちこんでゆっくりレストしてRP。
傾斜が落ちて安心するとともにニヤニヤが止まらなかった。やった!

その後、「ロッキーロード 12a」の取り付きをTR状態で練習した。まずはこの高度感に慣れないと体が思うように動かせない。怖かったよ〜。

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2007年09月09日

いけるか!?ノーモア!

同行: K師

昨日の「イエロー」RPの勢いで「ノーモアレイン 12a」もやっつけてしまいたいところだったが、2便だしていつもと同じスラブの核心(スローパー&カチ)でフォール。毎回ヌメりのせいにして来たが、状態はよくなって来ている。ムーブをもう一段階精緻にせねば、と反省。しかし今日は「ノーモア」が人気で、順番待ちするうち時間もモチも無くなって来た。回収。

K師も「シルク」&「ロッキー」から気分転換に「ブラックホール 12b」を触ったりしてらした。

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↑ごっつい手とアサギマダラ よくホールドに留まって邪魔された。塩分を舐めているそうな・・
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2007年09月08日

イエロークラッシュ、奥の手!

同行: K師

台風一過、増水した西股沢を渡渉、素足が切れるように痛かった。
マラ岩東面でアップして、「イエロークラッシュ 12a」へ向かうと、きんさんご一行がトライ中であった。毎度恐縮ながら、ヌンチャクをお借りする。

今回は事前にK師から頂いた「フリークライミングテクニック DVD」を見てきた。これが奥の手。杉野保さんの「イエロー」の登りを参考にイメトレをしてきた。ムーブはほぼ同じだったが、自分にとって辛い箇所をいとも軽々こなす杉野さんの動きをイメージして取り付く。

午前中で涼しく、ホールドもよく乾いている。あんなにバタバタしていた足が不安気なく決まる。「中々調子いいな」と思うと、いつもデッド気味に飛びついていた左の薄い縦ホールドを左足の立ち込みで落ち着いて取れていた。4P目クリップしてレスト。このあとの小フレークのクロスがいつも厳しいのだが、レストのおかげで余裕をもって両足を良い高さに上げることができた。よいしょっ、と伸び上がってガバ、5Pクリップ。RP。6便。

お昼寝中のきんさんとすれ違い、祝福を頂いた。ヌンチャクありがとうございました。おかげさまです。きんさんもすかさずこの後「イエロー」RPなさったご様子だった。おめでとうございます!

この調子で「ノーモアレイン 12a」もやっつけたいと、ヌンチャクを掛ける。が、何だか気合がそれてしまい、マッタリモードに突入。明日に賭けることとして今日は早仕舞い。



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2007年09月01日

イエロークラッシュ、ムーブは完成??

同行: K師

先週に続き、「イエロークラッシュ 12a」をトライ。今日は湿度が若干高めだが、気温が低くてなかなかのコンディションだ。

そのせいか、3Pあたりまではすらすら動く。指のかかりが良いと足も安心して決められる。左アンダーで3P目をクリップ、右手も良いホールドなので、左足を踏み込んで左の縦ガバを取る。右足キョンで右上のカチを捕らえ、左の遠い縦カチをデッド気味に取るが、足がミシンを踏み始め、フォール。デッドではなく安定して取りたいが、足を上げるとどうしても私のサイズ的に狭くなってしまう。この縦を取った後、右足を大き目のスタンスにアウトサイドで安定させて、右手で真上をタンデュで持ち、4P目クリップ。ここから、先週K師に教わったように、左手ピンチで足を大きく上げて、右手をクロスで思い切り伸ばして小さなフレークをつまむように取る。体がドア開きになるのを堪えつつ、左手いっぱい伸ばしてガバに届けば一安心。フレークを取る右手の保持力頼みで微妙なムーブだが、何とか1テンでトップアウト。

今回ヌンチャクをお借りしたきんさんにお聞きした所、最後のムーブはかなり違っている。そのほうが楽に思えて試みようとしたが、そのムーブで使うホールドさえ良く分からず、結局クロスでちびフレークを取りに行くことにした。3便だしてお腹いっぱい。中盤のデッドと、最後のクロスがネック。毎度の事ながら、一か八かのRPトライになりそうだ。
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2007年08月26日

初イエロークラッシュ 

同行: K師

この夏、「ノーモアレイン 12a」を目標にしてきたが、核心のカチがヌメって1テンからどうにも目途が立たない。それではと、「イエロークラッシュ 12a」のムーブ解析を先にして、状態の良いときに一気に二つともRPしようという目算を立てる。

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↑「イエロークラッシュ 12a」
なるほど、『黄色く崩壊』してますね・・・
 
先行していた方のムーブを見させてもらった上に、掛かっていたヌンチャクお借りして探り便。ホールドは分かり易いが、それに釣られて手ばかり出していると足が分からなくなってくる。特に4P目からのムーブがサッパリ分からなくて、取りあえずヌンチャク掴んで抜ける。(この時ヌンチャクお借りした方が、昔お世話になっていた「だんだんぼーど」の元オーナーさんだった。何とも懐かしい・・)

2便目。午後になり、西向きのこのルートは暑くなって滑って来た。さらに1便目で左中指を強打していたらしく、指に力が入らなくなってきた。3P目も抜けられず撤退。人のヌンチャク借りてると、こういう時トップアウトする気力がすぐに萎えてしまうのが情けない。

K師は「シルクロード」と「ロッキーロード」を繋げてトライしてみたり、個別に解析してみたり。「エンジニアらしいクライミングスタイルだなあ、」といつも思う。

 
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2007年08月21日

寂しい・・・いや嬉しい!

職場からの帰り道
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日が短くなってきて夏も終わりか・・・
でも涼しくなってフリクションが良くなると思えば嬉し!
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2007年08月16日

岳飛登高会 夏合宿最終日

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マルチでビレーするキムキム
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八幡沢左岸スラブ、簡単、快適
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最後は敢えて直登、緊張した面持ちのハッピー
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終了点で一服
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懸垂下降するハッピー、楽しそう
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今年は好天に恵まれ、昼は暑さに耐えてよく登り、夜は星空のもと大いに飲み、語った。私のようなおっさんがいつまで学生連中とこのような楽しい日々を過ごせるか分からないが、現役連中のクライミングへのそれぞれの想いは頼もしかった。負けずに私も太く長くクライミング道に精進したいなあ。

posted by 松ポコタ at 00:00| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小川山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月15日

ノーモア、涙の雨

一昨日、1テンに持ち込んだ「ノーモアレイン 12a」
今日はRPトライとあって、朝から緊張する。
同行にキムキムと1年のハッピー。二人とも小川山のフェイス&スラブの洗礼を受けるべく、粛々とアプローチ。

さすがに水曜ともなれば空いてるな、と思いきや、ぽつぽつと賑わいを見せるマラ岩周辺。そんな中、大きく深呼吸して、いざトライ!
スラブの核心まではこないだの通りのまずまずの運び。そして問題のカチ!・・・ヌメッ・・・はじけ飛ぶ。後輩の手前、派手に悔しがって見せたが、落ちながら「これは秋まで待った方が効率いいなぁ・・・」とすっかり弱気になっていた。
そんな気持ちを反映してか、2便目は核心までたどり着かずにテンション。暑くなってきたので、ヌンチャクを回収。
取りあえず1テンまでは持ち込んだし、夏の間は他のルートを固めにかかって秋に一気に収穫しようと皮算用。


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レギュラー 10c」のキムキム
なかなかナイスな一枚。花崗岩のフェース&スラブに最初戸惑っていたが、すぐ慣れた様子。今度は「ノーモア」一緒にトライしようね。
posted by 松ポコタ at 00:00| ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 小川山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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