2007年11月24日

「白夜の大岩壁に挑む〜クライマー山野井夫妻」

昨日太刀岡、明日も太刀岡。今日はレストでカミさんとお散歩。
帰ってから先週BS−hiで録画した山野井さんのHiVisionスペシャルなど見ながら寛ぐ。その鑑賞録など。

IMGP0911.JPG

番組序盤、山野井さんご夫妻の静かな奥多摩での生活。「今の暮らしがとても満足」と仰る妙子さんのお言葉通り、質素だがとても穏やかな日々が窺える。
一通りギャチュンカンでの死闘が綴られ、今年5月のグリーンランド偵察行。次々目の前に現れる大岩壁にそれまで物静かだった山野井さんの目が輝きだす。「うわー、すごいよ!」とヘリの中で大はしゃぎである。ダグ・スコットの「ビックウォールクライミング」にあったほんの数行のグリーンランドの記述を見て以来、ずっと心に描いていたそうだ。

IMGP0917.JPG
ターゲットはミルネ島最高峰の岩壁。山野井さん名づけて「オルカ」

今回ご夫妻の他に木本哲さんもパーティーに加わった。同じく凍傷で足の指を失った者同士、分かり合える間柄のようだ。現実面ではスポンサーとの橋渡し役など色々努められたとも聞く。
瑞垣での練習などを経て、7月下旬、アタック開始。
下部600mは階段状の岩場を詰め、バンド上に上部キャンプを設営。核心のヘッドウォールをクラック沿いに400m登ってコルに至り、稜線を300mで頂上を目指す。3週間の行程。

脆い花崗岩の登攀は落石が多くそれなりに困難そうではあったが、白夜で常に明るくて気候も4〜10℃で安定し、ルートに氷壁も無いのでそれほどギリギリの緊張感は感じられなかった。山野井さんも「あ〜怖いな、もう!」なんて言いながらとても楽しそう。上部キャンプに荷揚げしてルート工作。フリーではなく人工も使っていた。最後はワンプッシュで頂上へ。最終ピッチ、妙子さんに最後のリードを任せる心遣いも見せていらした。

「ギャチュンカンのピークよりいいね」と笑う山野井さん。今回、限界を追うギリギリの登攀ではなく、ご夫婦でのクライミングを心行くまで楽しまれたのだろう。

あと、個人的にちょっと印象に残った所を少々。
・妙子さんには結構ぞんざいな言葉遣いを見せる山野井さん。でも、岩壁の基部に初めて立ったとき、妙子さんの名前を連呼して「すごいよ!でかいよ!」と喜ぶ姿に、やっぱり最も分かち合いたいパートナーなんだな・・・と微笑ましかった。
・途中、落石に当たって10mmのロープが切れた。事故は無かったが、木本さんが「すごいね・・初めて見た」とぽつり。落石でロープが切れるとは聞いていたが、ベテランの木本さんでさえ初めて見たそうだから、ロープは信頼できるものなんだなあ、と逆に思った。


BS−Hiでの再放送は11/26(月)14:00〜
地上波では1月中旬くらいに放送予定だそうです。
posted by 松ポコタ at 22:09| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 閑話休題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
s本先生が入院されているそうです。
さっきメールが来ました。
無事回復されるといいのですが・・・

それと、案内葉書を送りたいのですが、住所教えて下さい。
Posted by いなみや at 2007年11月24日 23:44
え!そうなんだ。
お世話になったのに、退職なさってからは疎遠になって申し訳ないと時に思っていたんだ。
大事でなければいいけど・・・


Posted by 松 at 2007年11月25日 21:45
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