2007年04月21日

数年ぶりの太刀岡

同行: K師

太刀岡の急登は朝の呆けた体にはキツイ。前に来たときは夏で、汗でドロドロになったが、今はまだ涼しいので助かる。20分程で小山ロックの基部へ。一番乗りだ。しかし、2本アップしている内に続々とクライマーが20人程に増え、足の踏み場も無い。

どこをやろうか色々迷っていたが、見栄え、内容ともに評判の「おさわがせしました 11d/12a」に決めた。
osawagase.jpg.JPG
↑ネーミングはイマイチだが、K師によると色々含蓄があるそうだ。開拓時の「岩と雪」なんか読めば面白いかも。

まずはヌン掛け。取り付きがいきなり核心。1本目は脇の木からプリクリが出来る。これはRPトライでもプリクリOKかな?2、3本目は大きなアンダーをレイバック等を駆使して少々疲れるが難しくない。4、5本目が第二核心。ヌンチャク掴んで飛ばす。6本目から終了点も、最後に浅いスプーンカットのホールドが出てきて、よれてると落ちそうで怖い。
osawagasekabu.jpg.JPG
↑取り付きの核心
2便目:ムーブ解析。取り付きでてこずるかな?と思ったが、一発でクリア。目の前のピンチが左手四本指でよくかかる。体を右に倒し、右カンテ奥の凹凸を探る。安定したら、真上のピンチに左手を飛ばす。かかりが良いので思い切り体をあげて、小クラックに右手指を捻じ込み微妙に体勢を整え、上のアンダーを左手逆手でぱっと押さえる。後は大きなアンダーを繋ぎ、4、5本目の第二核心へ。こちらは苦手のフェース系で、結構てこずった。4本目のクリップホールドは左手の横引きガバ。次に右手で開拓時より少し大きくなったというポケットを取って、効かせようとすると自然と体が左に倒れてくる。左に猫の舌のような薄いアンダーがあるので左手指先をひっかけ、右足を右に伸ばして安定させて岩にぺったりへばりつく。へばりついているので次のホールドは見えない。右手を伸ばし探ると指3本しっかりかかる縦ポケットがある。それを取れば左手がガバに届き、体を大きく引き上げられ、5本目をクリップ。この後も少々細かいホールドが続くが、余力があれば難しくはなさそう。

ここで時間があるので北面の「パンクスインザダーク 11c/d」も数年ぶりにトライしてみた。下部のスラブも上部の薄かぶりのフェースも適度にホールドがあり、難しく感じる所は無い。しかし長くて3/2ほどで力尽きてしまった。一度登ってホールド覚えてしまえば次回RP可能かな?

さて、「おさわがせしました 11d/12a」3便めはお決まりのヒイヒイ回収便。やっぱりいつもムーブ解析で力尽きちゃうなぁ。でも評判に違わず相当面白いルート。しかし、あちこちの岩場に食べかけのルートを残しているのが気になる。どれも非常に美味なのだが、いつも食べきるまえにお腹いっぱいになってしまう。文字通りハングリーさが足りないのだろうか。

karisuma.jpg.JPG
↑「カリスマ 13a」のK師
初便、すばらしいパフォーマンスを見せ周囲の人を唸らせていたが、その後、急速にガス欠。お疲れ様でした。


<少々気になったこと・・・>
ネットで太刀岡のことを調べてたら、ある登山者のサイトに祠が祀られている小山ロックのクライミングに対する批判的な記述があった。
一般の登山者が知っているはずもなく仕方ないのだが、この岩の神様はすでに他に移されており、「からっぽ」なのである。またこの岩場の開拓者の方達は、長年にわたり地主さんや地元の方との良好な関係を築き上げてこられたそうだ。
確かに自然の岩に人工物のボルトを打ち込み、チョークで汚す事に眉をひそめる方も多いことだろう。しかし少なくとも、上記の理由から開拓者はこのサイトの記述のような「無神経」な「冒涜」行為者ではない。
「太刀岡山」で検索するとこのサイトがかなり上位でHITする為、これを見て誤解する一般登山者に白眼視されないかと、小心者の私は心配である。
クライミングはまだまだ認知度の低いスポーツである。誤解や偏見を広めないためにも、自分に出来る小さな事として一般登山者への挨拶や地元への気遣いを忘れないようにしたいと思う。
posted by 松ポコタ at 00:00| ☁| Comment(3) | TrackBack(1) | 太刀岡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様でした。いつもながらイメージトレーニングを想定したかのような写真、利用させていただきます。
Posted by 無名クライマー at 2007年04月24日 00:15
今度「岩雪」持ってきます。
「カリスマ」のいい写真がありましたよ。
Posted by 松 at 2007年04月24日 00:46
久しぶりに気合のはいった記事、刺激を受けます。
Posted by 無名クライマー at 2007年04月24日 21:05
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太刀岡山、カリスマ、初トライ
Excerpt: 松ちゃんと。一昨年の夏以来の太刀岡山。終日曇りの予報で寒々しい一日を覚悟していたが、ときおり薄い青空がのぞく、快適なクライミング日和であった。 カリスマ(13a)に初トライ。1トライ目、最上部のトラバ..
Weblog: 無名クライマーの記録
Tracked: 2007-04-23 23:57

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