2007年11月25日

太刀岡 「スーパーラット 12c」 ぼちぼちと

同行: K師

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今日の太刀岡は15,6人の人出で大賑わい。しかも、13クライマー達が続々と。
暖かく、岩のコンディションも良好。この機を逃さず、先週お見かけした男性が「カリスマ」を今日初便でRPすると、一昨日「スーパーラット」で悔しいフォールを喫していた女性もこれをRP。この方はこれで5.12台が100本目だそうだ。すんげ・・
また、馬目弘仁氏がいらして「スティングレイ 13b」をRPなさったのを拝見できたのは貴重だった。

そんなRP祭りに圧倒されながらも、私は自分のすべきことを粛々と為すしかない。「スーパーラット 12c」の1便目はA0使いまくりでムーブ確認。
2便目、今日は何とか全てクリップしてトップアウトしたい。4P目までは固まった。厳しい右トラバースの後、左手で大穴を取る所までもそこそこ出来るようになってきた。しかし5P目をクリップする際に、大穴の右手がジャミング効きすぎで痛い。大穴で持ち替えする際に余裕がなくて、良い持ち方が出来ないのだ。それならと、右手で大穴を取る前にすぐ右脇のフレークを中継してみた。若干余裕はできたが、手数が増える分疲れる。何とかクリップはしたが、足は激しくエルビス。そこから3手進んだ右上の小ガバから6P目に遠くクリップするのも今まで結構辛かったので、さらに1手出して大きな穴ガバでクリップ。力は要るがこの方が安定するな。その穴ガバに左手を残し、右手でリップのカチ→遠いガバをリーチいっぱいに伸ばしてガッチリ取ればほぼ終了。ヨレた状態で出来るかは疑問だが。
3便目はお約束のダメダメ便。撤退。
4P目から各駅とは言え、一応ムーブは下から全てつながった。よしよし、と小さな神輿を担いで自分祭り。

エキスパートな人々と同じ空気に浸れた今日は楽しかった。色々と良いモチベーションを頂いたと思う。

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2007年11月24日

「白夜の大岩壁に挑む〜クライマー山野井夫妻」

昨日太刀岡、明日も太刀岡。今日はレストでカミさんとお散歩。
帰ってから先週BS−hiで録画した山野井さんのHiVisionスペシャルなど見ながら寛ぐ。その鑑賞録など。

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番組序盤、山野井さんご夫妻の静かな奥多摩での生活。「今の暮らしがとても満足」と仰る妙子さんのお言葉通り、質素だがとても穏やかな日々が窺える。
一通りギャチュンカンでの死闘が綴られ、今年5月のグリーンランド偵察行。次々目の前に現れる大岩壁にそれまで物静かだった山野井さんの目が輝きだす。「うわー、すごいよ!」とヘリの中で大はしゃぎである。ダグ・スコットの「ビックウォールクライミング」にあったほんの数行のグリーンランドの記述を見て以来、ずっと心に描いていたそうだ。

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ターゲットはミルネ島最高峰の岩壁。山野井さん名づけて「オルカ」

今回ご夫妻の他に木本哲さんもパーティーに加わった。同じく凍傷で足の指を失った者同士、分かり合える間柄のようだ。現実面ではスポンサーとの橋渡し役など色々努められたとも聞く。
瑞垣での練習などを経て、7月下旬、アタック開始。
下部600mは階段状の岩場を詰め、バンド上に上部キャンプを設営。核心のヘッドウォールをクラック沿いに400m登ってコルに至り、稜線を300mで頂上を目指す。3週間の行程。

脆い花崗岩の登攀は落石が多くそれなりに困難そうではあったが、白夜で常に明るくて気候も4〜10℃で安定し、ルートに氷壁も無いのでそれほどギリギリの緊張感は感じられなかった。山野井さんも「あ〜怖いな、もう!」なんて言いながらとても楽しそう。上部キャンプに荷揚げしてルート工作。フリーではなく人工も使っていた。最後はワンプッシュで頂上へ。最終ピッチ、妙子さんに最後のリードを任せる心遣いも見せていらした。

「ギャチュンカンのピークよりいいね」と笑う山野井さん。今回、限界を追うギリギリの登攀ではなく、ご夫婦でのクライミングを心行くまで楽しまれたのだろう。

あと、個人的にちょっと印象に残った所を少々。
・妙子さんには結構ぞんざいな言葉遣いを見せる山野井さん。でも、岩壁の基部に初めて立ったとき、妙子さんの名前を連呼して「すごいよ!でかいよ!」と喜ぶ姿に、やっぱり最も分かち合いたいパートナーなんだな・・・と微笑ましかった。
・途中、落石に当たって10mmのロープが切れた。事故は無かったが、木本さんが「すごいね・・初めて見た」とぽつり。落石でロープが切れるとは聞いていたが、ベテランの木本さんでさえ初めて見たそうだから、ロープは信頼できるものなんだなあ、と逆に思った。


BS−Hiでの再放送は11/26(月)14:00〜
地上波では1月中旬くらいに放送予定だそうです。
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2007年11月20日

祝 「モンスターパニック 12b」

同行: 上ちゃん

最近足が遠のいていた金毘羅岩。忙しい仕事の合間を縫って上ちゃん
が誘ってくれたのを幸い、今日こそ「モンスターパニック 12b」に引導を渡すべく。

クラックから若干染み出しているが、使用するホールドには全く支障はなさそうだ。ヌン架け便を出すと、あのいつもズルビチョのモンパニとは思えないほどホールドが効く。マスターで突っ込む程の欲もないので4P目で一回切ったが、その後ノーテンで終了点まで抜けた。

これは行けるかも・・なんて思うとプレッシャーに感じるので、逸る気持ちに気付かないふりをして、ゆっくりキツネうどんを食べる。
その間、数ヶ月ぶりにモンパニを触った上ちゃん。大分ムーブを忘れてしまっていたようだが、トップアウトしてみっちりと復習していた。そうこうする内、もう15時を過ぎた。深呼吸とも、ため息ともつかぬ吐息が漏れる・・・「こんなプレッシャーばっかり感じて、クライミングって本当に楽しいのかな・・」ふと思う。

2便目:さくさくといい感じで進むが、5P目で逆クリップをかましてしまった。余裕はあったがテンション。
3便目:下部のボルダーセクション、自動化している上にフリクションが良いので3手ほど省略できた。ダメージも少なく大穴でレスト。小まめなシェイクと呼吸を途切らせないように心がけて進み、Mogakiホールドから5P目クリップ。この前改良したムーブで三角ピンチを右手で大きく取って、左手スローパーで6P目クリップ。あれれ!なんとまた逆クリップ!!しかし、先ほども余裕があったので、今度は落ち着いて直してから「えやっ」と上部の水平ガバを取る。7Pクリップ。ここで両手を何度か持ち替えつつ小レスト。あまり滞在しすぎると逆によれるので、あとはスピーディーに右手縦→左手水平→右手縦→左手遠いガバ・・・いつもこの辺りで心が萎えてくるのだが、あまり考えないようにして幾つかの小ガバを繋ぎ、終了点右上の大ガバを掴んだ!!しかしクリップの余裕がない。上半身を岩の上までズリ上げて何とか終了点をクリップ。RP!!

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↑正念場の7P目辺りから「ガンバ!!」と励ましてくれた上ちゃんが撮ってくれた。「おめでとうございます!」「ありがとう!!」

思い入れのあるルートだけに喜びはひとしお。ふと思った。「やっぱクライミングって楽しいなあ!!」・・ゲンキンなものである。

去り際に一言
「最初はあんなに大きく見えた金毘羅岩が、今日は小さく見えるぜ・・・」
調子に乗りすぎだな。まあ、それ程嬉しかったということで・・
posted by 松ポコタ at 22:22| ☀| Comment(9) | TrackBack(0) | 金比羅岩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月17日

太刀岡 「スーパーラット 12c」へ転向

同行: K師

今日も今日とて太刀岡行。ぼちぼち冷え込んできて朝方は岩を持つ手が凍えるようになってきた。
今日も女性クライマーが多く、賑やかだ。しかし、その女性陣の強いこと・・・そのうちのお一人が「スーパーラット 12c」狙いのようで、「カリスマ 13a」の5P目から分岐した「ラット」の6P目にヌンチャクを架けていた。恥ずかしながら、これ幸いとお借りして「ラット」を触ってみた。遠いが良く効くガバ3連発。ムーブも問題なくトップアウトできる。これは丁度自分の尺に合っているように感じる。しかも12cなら最高グレード更新だ。出来もしない「カリスマ」をお遊びで触ってる場合じゃない!と少し目が覚めた。

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↑「カリスマ」の5P目から直上するのが「スーパーラット 12c」

とはいえ、核心部は「カリスマ」4P目からの右トラバース。まだまともに出来ておらず、5P目を自力でクリップしたことはない。しかし、今までどこか他人事のようにトライしていたのに比べたら断然モチが湧いてきた。K師にも「何だか楽しそうだねえ」と言われる始末。
結局3便目は毎度のごとくトラバース中の左手小指の酷使が崇り敗退したが、次回は本気モードでこの右トラバースを攻略だ。

K師は2歩退がって3歩進んでいらした。


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2007年11月15日

怖いミス

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今日は太刀岡で「カリスマ」をトライしたが、特筆すべき事はなかった。しかし、見過ごせぬミスを犯してしまった。

K師が本日2本目のトライ中、私の携帯が鳴り出した。静かな岩場に鳴り響く耳障りな機械音。内心青くなったがビレイ中では止めにも行けない。K師も集中力が切れたのだろう、テンションしてしまった。
「調子が悪かった」とは仰っていたが、リズムを狂わされたのは間違いないであろう。これが万全を期したRPトライだったらどうか。仕事でいえば、人が何ヶ月もかけた契約を自分の不注意でフイにしてしまうようなものだ。その際の自責の念たるや、考えるだに恐ろしい。
今回は他に本気トライの人もおらずインシデントで済んだが、取り返しのつかないアクシデントにならないよう、強く自戒して今後の教訓としたい。
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2007年11月11日

山梨県大月市 岩殿山ハイキング

同行: カミさん

中央道を走っていていつも目にする見事なスラブ。
今日午後から天気が好転しそうなので、前から気になっていた岩殿山(634m)へカミさんを誘ってハイキングに出かけた。今回、なるべく岩場と接することができる「西コース」を選択。

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↑甲斐武田氏の武将、小山田氏の山城だった。見事な天然の要塞。

国道20号旧道、高月橋交差点を北上し、橋を渡ってすぐ左手に10台ほどの無料駐車場がある。大月市民会館の駐車場も利用できるようだ。
標識に従いコンクリートの階段を登っていくと、10分ほどで岩殿山ふれあい館に着く。水場やトイレはここが最後だ。コンクリートや金網で過剰包装された急登を30分で岩殿山山頂。

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↑岩殿山の岩壁。脆い礫岩で、登攀対象にはなりそうもない。

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↑山頂付近よりの展望。猿橋方面、桂川と中央道を臨む。

山頂から、少し戻った分岐を西へ進む。ここから普通の山道になり、筑坂峠まで150m程下降。鞍部を過ぎると「兜岩」の鎖場がいくつかある。脆い礫岩は濡れていて滑りやすかった。

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↑兜岩基部のトラバース。

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↑天神山(599m)前後はなだらかなアップダウンの稜線で歩みも軽い。市街地とは尾根を挟むようになるので、車の騒音も遠くなった。鳥の声や木々の葉擦れの音が一層心地よい。

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↑そしてこのコースのもうひとつのハイライト「稚児落とし」の岩壁に到達。どうも歴史ある山域には陰鬱な名前の付いた場所が多いな。

道は「稚児落とし」の上部を巡り、そこから一気に麓の浅利集落へ下る。民家の庭先にひょっこりと落ち、舗装道をてくてく大月市街へ。バスも通っているが、1〜2時間に1本しかない。この最後の舗装道歩きが一番こたえた。

参考タイム
駐車場12:00〜ふれあい館12:15〜12:45岩殿山山頂13:00〜兜岩13:30〜13:50天神山14:00〜稚児落とし14:40〜浅利15:00〜駐車場15:55

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↑リュウノウギク

posted by 松ポコタ at 23:19| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 山行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月09日

太刀岡「カリスマ」・・低いところで右往左往

同行:K師

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混雑しない中で落ち着いて登りたいと、平日の太刀岡山へ。
貸切かと思いきや、もう1パーティーいらした。コンディションのよいこの時期、皆さん平日でも腕がうずいて仕方ないのでしょう。

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↑「カリスマ 13a」(クリックで拡大)
今日の目標は何とかトップアウトしたいのと、4P目(上の写真で3本目)までのRP?。1便目で4P目まであれやこれやとムーブを試し、2便目でA0使いまくりでトップアウトを目指すも終了点手前で怒パンプ。RP目前の方々がここで力尽きてロングフォールを喫するのがよく解る。3便目で下半分のムーブをおさらい。

もう一方のパーティーの1人がカリスマをRPしたのを拝見。あまりに完成され澱みの無い動きに、最初はエキスパートが余興で登ってるのかと思った。だが長い長いトライの末の歓喜のRPだったそうだ。前半を余裕でこなしてノーダメージで臨まなければ、あの後半の消耗戦には耐えられそうに無い。参考にして手数を減らしたムーブを試すが、付け焼刃は通用しなかった。時間をかけて自分の登りを手にしていくしかなさそうだ。

先週1テンに持ち込みRP態勢突入のK師。本日2便目で6P目手前まで迫る気迫の登りを見せるも、力尽きてのロングフォール。この光景を他の人で何度も見ているので、自分も5P目からが怖くて仕方なかった。だがいつかはRP態勢に持ち込み、恐れずに突っ込んで行きたいものだ。
posted by 松ポコタ at 00:00| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 太刀岡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月04日

太刀岡「カリスマ 13a」・・・分不相応かな?

同行:K師

当初は土日泊まりで太刀岡→小川山の予定が、急遽日曜のみの太刀岡行。実は土曜の朝に私が大寝坊して台無しにしてしまったのだ!最近、夜勤の仕事で睡眠のリズムがかなり狂っているとはいえ・・・
K師、何とも申し訳ありませんでした。

ともあれアップがてら、「ハッピーバースデイ 11a」をRP。被っているが、豊富なガバを繋ぎながら左右に体を振ってぐいぐい登れる素直なルートで気持ち良い。実質FLだが、大昔に触ってたかもしれないので。

今日からは身の程も知らず「カリスマ 13a」に挑もうと思う。今の自分は力不足であろうが、先ずはホールドの感じだけでも経験しておこう。長い修行の幕開けである。
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↑「カリスマ 13a」なかなか強い女性クライマーも奮戦中。

3便出した結果、全て前半の4P目辺りで力尽き、トップアウトは出来なかった。A0で5P目まで辿りついて少々ムーブを試みた。体系的な解析などはとても出来る段階ではないので、以下雑感。
・4P目までで体感グレード5.11後半。
・全体的にボルダーでおそらく4〜3級のムーブが間断なく続く。
・細かいホールドが無い代わりに前腕が恐ろしくパンプする。特に右手は前半のクリップホールドで酷使するので、消耗しない組み立てが必要。
・下からヌン掛けするのは厳しい。「ハッピーバースデイ」終了点からトラバースしてロワーしながらプリセットが良いようだ。

トップアウトさえ出来なかったが、絶望的とは感じなかった。今日体感した様々な困難をこれから克服していくのかと思うと、むしろ今の自分の力が及ばないことが楽しく思われた。我ながら良い傾向だ。

K師は今日の1便目で1テンに持ち込み、2便目で最高到達点を更新していた。いよいよRP態勢。今シーズン残りに期待大!!
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↑小山ロック頂上から、茅ヶ岳を望む。
この岩場は独立していて、帯水がないので染み出しが少ない様子。先週の台風一過の直後も問題なく登れたそうだ。
posted by 松ポコタ at 23:02| ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 太刀岡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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